WebベースSCADAによるリモートモニタリンダの新展開

摘要

SCADAがWindows OS上で動作するようになり，インターネットが普及し，Internet Explorer＋ActiveXによるリモートモニタリングが製品化された。この頃の日本経済は低迷期だったため省人化が進み，SCADAにおいてはリモートモニタリングのニーズが一気に高まった。しかしInternet Explorerによるリモートモニタリングは，PC上でしか動作しないため常時携帯できるとは言い難く，実用的ではなかった。2007年にiPhoneが登場し，2008年にAndroidが登場したことにより，リモートモニタリングの環境がガラリと変わった。スマートフォンありきになったのである。2010年頃になるとスマートフォンが普及するようになったが，SCADAにおいてはスマートフォンに対応できる製品は皆無であった。そこでPCでもスマートフォンでも動作するSCADAの必要性を強く感じ，WebベースのSCADA を開発するに至った。