家庭用燃料電池システムの大規模実証試験と愛知万博のマイクログリッド実証試験

摘要

家庭用のPEFCの大規模実証試験については，今回の初期性能評価に引き続いて，2年間の耐久性能評価を継続実施中である。 また，2007年度まで半期ごとに設置台数が追加され，2005年度からの3年間で,各社を含めた試験全体での延べ台数は数千台規模となる予定である。 マイクログリッド実証試験については，すべての設備やプラントが愛知万博会場から中部国際空港に隣接した中部臨空都市（愛知県常滑市）へ移設され，系統達系しながら地域需要家へ電力を供給する計画である。 これらの実証試験では，フィールドでの実運用に基づいた貴重なデータを蓄積することができた。 今後，この成果をフィードバックして，燃料電池システムの普及に向け引き続き開発を加速していく。