用途に応じて七つのスタイルで使用できるノートPC dynabook KIRA L93

摘要

東芝は，パソコン（PC）の上位機種の開発にユーザーエクスペリエンス（UX）デザインプロセスを導入し，新しいPCの創出にチャレンジした。POがスマートフォンやタブレットと比較して入力操作性及び創造作業性が優れていることに着目し，ターゲットユーザーを発信型のクリエーターに設定した。ユーザー視点の理解を深めるため，クリエーターが多く在籍する外部のデザイン会社と協力して，クリエーターが時間と場所や使用機器などに大きな制約を受けているという問題を抽出した。そこからPCのあるべき姿を創り上げコンセプト立案から，設計難易度の高いキーボードの脱着機構の技術課題解決，コミュニケーション媒体選定まであらゆるタッチポイントでUXデザインに取り組hだ。その結果，“用途に応じて1台のPCを七つのスタイルに変化させて使える”というデザインコンセプトをdynabook KIRA L93で具現化した。