オープンソースを活用したWebベースGUI開発環境

摘要

一般に，GUI（グラフィカルユーザーインタフエース）は動作する機器のOS（オペレーティングシステム）などの基本システムに強く依存しているため，パソコン（PC）やスマートフォンといった基本システムが異なる機器で用いる場合には，機器ごとに専用のGUIを開発する必要があった。東芝は，様々な機器を表示端末として用いる社会インフラシステム向けGUIを開発するために，WebブラウザをベースしたGUI開発環境を構築した。このWebベースGUI開発環境では今回，グラフィカルに部品を配置できるツールと，オープンな標準規格であるHTML5（Hypertext Markup Language 5）を用いて社会インフラシステム特有の図面をわかりやすいグラフィックスで表示できるモジュールを，それぞれOSS（オープンソースソフトウェア）を用いて開発した。Webを用いることで様々な機器のGUIを統一的に開発できる環境が整った。