台湾燁隆企業股扮有限公司熱間広幅帯鋼圧延設備

摘要

台湾燁隆企業股扮有限公司向けに当社が納入した,熱開 広幅帯鋼圧延設備（1730mmホットストリップミル）が変成し，きわめて順調な立ち上がりをしたので，この工事の概要を紹介する。 　 近年の東南アジア地域,その中でも，台湾経済の発展は，日を見張るものがある。 台湾煙隆企業股扮有限公司の属する燁隆企業集圏は，東南アジア地域のさらなる鉄鋼市場の拡達を見込hで，台湾最大の工業部市である高雄市近郊に熟間広幅帯網圧延設備の建設を決めた。 台湾国内には，従来タイプの熱間帯鋼圧延設備が2ライン稼働中であり，さらに，1ラインが建設中であったことから，客先は競合他社との優位性を図るために，より高品質な鋼板の製造が可能で，かつ，経済性に優れた新型熱間圧延設備を望hだ。当社はBHP New Zealand Steel Ltd．，東京製銭株式会社において，最新技術を導入したコンパクトホットストリップミルラインを立ち上げ，客先から高い評価を得ていたことから，その実績が認められ，圧延設備は当社に発注された。 本設備は，当社のもつ最新技術を投入した最新鋭の圧延設備であることに加え，契約からホットランまで，わずか24か月というきわめて短い工期となった。 そのため,BHP Nee Zealand Steel Ltd．，東京製織株式会社で得た豊富な経験を基に，設計から据付けまでの全工程にわたって，徹底的な合理化と工程管理を実施し，みごとに客先の要求にこたえた．1997年4月のホットラン以来,順調な生産を続けており,製品として出荷されたホットコイルは，台湾国内のみならず欧米に輸出され,その品質と価格において，高い評価を得ている．合理的なレイアウト，最新の設備技取短い工期による建設コストの削楓豊富な運転ノウハウの提供などで，優れた品質とコストの両立を実現した圧延設備として，当社の技術に対する客先の深い満足と高い信頼を得ている。