筋会穴への刺激が筋の柔軟性に及ぼす効果 結髪·結帯動作．指床間距離を指標として

摘要

【目的】節会穴は、古典によれば「筋の病」に効くとあるが、我々は「筋の病 工犀F在でいう「拘縮」と「過緊張」と仮定し、筋会一穴への刺激で筋の過緊張がどのように変化するか検討した。 【方法】1）対象：行岡鍼灸専門学校学生24名（男性19名、女性5名）、年齢29．0±7．3歳2）評価方法‥自動運動における関節可動域の変化値により筋の柔軟性を測定。 1．肩関節の柔軟性評価：母指一中指間距離を測定。 （立位で、一方の上肢に結髪動作、もう一方の上肢に結帯動作をとらせる。）2．全身の柔軟性評価：FFD（指床問距離）3．膝関節の柔軟性評価：腹臥位、股関節伸展位で膝を屈曲、大腿骨と排骨が作る角度を測定3）比較：無処置群：10分間の安静。 ·低周波鍼通電刺激群：（以下通電群）両側の筋会に寸卜1番鍼で低周波鍼通電を10分間実施·指圧群‥両側の筋会に強圧での指圧。 「右足30秒指圧→左足30秒指圧×3セット」（休憩1分を挟む）指圧後は5分間安静とした。 4）手順：恒温恒湿の条件下で実施した。 1．柔軟連動→2計測1（母指．中指間距離の測定→FFD測定→膝関節屈曲角度の測定）→3安静5分→4．施術または無処置10分→5．安静5分→6．計測2＊低周波鍼通電装置···全医療社製OHMPULSER·LFP－400A、周波数Mix＊鍼はセイリン·ステンレス鍼寸3－1を使用。