虫垂炎に対する鍼灸治療の効果 腹膜徴候の虫垂炎に効果のあった1症例

摘要

【目的】虫垂炎の治療穴としては、蘭尾穴や病根穴がよく知られているが、その多くは慢性の症状に対しての使用例である。 今回、ブルンベルグ徴候のみられた亜急性の症状に対して効果がみられた1症例を報告する。 局⒗?7才女性。 主訴は胃の痛み。 【現病歴】3日前から胃のあたりが痛む。 我慢していたが、本鍼灸院を予約していた妹が都合で来られなくなったので代わりに受診した。 【所見】最初、腹部全般に捗る膨満のため患部を特定できなかった。手足の軽い治療の後にマックバーネイ点の圧痛とその付近の反動痛がみられた。 驹u価】痛みの有る無しは本人の有る、無いとの言葉により判定した。