鍼通電刺知こよる鎮痛効果 人間総合科学大学大学院心身健康科学専攻修士課程

摘要

【目的】痛みは、患者の日常生活を制限するだけでなく、痛み自体が患者のストレスとなることが予想され、症状の緩和は患者のqOLに大きく関わることが考えられる。 鍼灸臨床の場において、痛みを主訴として来院する患者が多い。 これは、痛みの緩和を目的に施術する場面に多く遭遇することを意味している。従って鍼の鎮痛効果がどのように発現するかを明らかにすることは鍼灸臨床において重要であると考える。 今回は鍼通電刺激による鎮痛効果が時間経過と共にどのように発現するかを明らかにする目的で、電流量および自覚所見を指標に検討した。