マインドフルネスの臨床評価：文献旳考察

摘要

2013年頃より，我が国ではマインドフルネス が一大ブームとなっている.これは"今，この瞬 間の体験に意図的に意識を向け，評価をせずに， とらわれのない状態で，ただ観ること指し， 上座部（南伝）仏教（日本では，一般には小乗仏 教という名称で知られている）のVipassana瞑想 (観法）由来の技法を中心的な方法論として持つ もので，一般市民における心の健康保持増進を目 的とする活動としてはもとより，精神疾患の心理 療法としても，盛hに活用されている.マインド フルネスは，すでにァメリカでも，集中力を高め， 創造性を引き出すことなどを目的として有名会社 (Fortune 500リストに載る大会社など）の上級幹 部が取り入れたり，社員向けの福利厚生プログラ 厶として採用されたりして，ブームとなっている. そのきつかけとなったのが，2007年のGoogle社 によるSearch Inside Yourselfプログラムの導入 である.