衝撃負荷有効時間延長による衝撃合成ダイヤモンド結晶粒成長

摘要

その後1968年BalchanとCowan [3]（以後Balchanら）が金属円筒に試料を充填し，衝撃負荷する方法を開発した。 試料は粉体でよく，しかも衝撃条件さえ適切であれば，ほぼ100％の被衝撃試料を回収できる。この場合における有効衝撃時間は1μsec程度とされており，得られるダイヤモンドの結晶子（一次粒子）サイズは通常20nm以下である[4]。 筆者らは，Balchanらの方法を更に進めて，衝撃時間を延長する方法[5]を開発し，ダイヤモンド合成に適用した結果，有効性が確認されたのでその方法と結果の詳細について報告する。