鉄とアルミニウムのフェムト秒レーザー駆動衝撃硬化

摘要

この機構は未解明であるが、フェムトショックの超高速圧縮に起因すると考えられている。すなわち、衝撃誘起塑性変形によって転位密度の増加および結晶粒微細化が起こり、さらに高圧下では高圧相を有する物質では構造相転移が起こる。これら生成物が超高速圧縮の非平衡性のために残存したと考えられている。本研究では、このフェムトショックの超高速圧縮性を利用し、転位密度上昇と結晶粒微細化によって鉄とアルミニウムを高硬度化することを試みた。