がれき混じり泥土の再生処理技術の開発

摘要

東日本大震災では，津波により多くの災害廃棄物ならびに津波堆積物が発生した。新日銭住金（株）は，新日鉄住金エンジニアリング（株）と共同で，従来より開発を進めてきたカルシア改質技術を応用し，がれきが多量に混じる津波堆積物の再生処理量術を開発した。本技術は，釜石市で本採用され，約20万トンの津波堆積物の処理費用の縮減および，復興事業への改質土の有効利用による土工材料費の縮減，天然資材不足に貢献している。