行政におけるマーケテイング·マインド手厚い子育て支援策で人口増、流山市の価値づくり

摘要

少子高齢化は離島や山村だけの問題ではない。鉄道の新線開業で、東京都心にぐっと近づいた千葉県流山市でも、人口のかなりの割合を占めていた団塊世代の大量リタイアが迫り、手をこまねいていては深刻な財政難に見舞われかねない恐れに直面していた。状況を打開したのは、全国の市町村で初めて役所に設けられたマーケティング課の活動。「新住民を増やす」との目標に向け、ターゲットとしたのは共働き子育て世帯だった。