海の資源·エネルギー·環境－海水科学の魅力と学会の貢献－

摘要

学会活動を魅力的にするには，学会の特徴を生かした組織作りと事業計画の立案が必要である．日本海水学会が創立50周年を迎えた際の記念事業の詳細は日本海水学会誌54巻6号に特集号としてまとめられている．当時の日本海水学会会長である豊倉賢先生は，「学会は本来，設立時に先達によって提唱され，会員によって賛同·承認された理念にしたがって纏められた会の目的を達成するために事業を行うもので，その活動は，自己点検·自己反省をしつつ，次の世代に向かって着実に努力するものである．」と述べられている．