JSNP Excellent Presentation Award for CINP2016:ァルツハイマー病治療候補薬SAK3の創薬を目指した基礎研究

摘要

アルツハイマー病(AD)は不可逆性の神経変性疾患で認知症の最も主たる原因である.その治療にはAChE阻害薬やNMDA受容体P且害薬が用いられているが十分な長期的な治療効果は得られていない.私達は新規AD治療候補薬であるST101 (spiro[imidazo[l,2-a]pyridme-3,2-indan]-2(3H)-one)がT型電位依存性Ca2+(以下T型Ca2+チャネル）活性化を介し，認知機能を改善することを報告したrMoriguchi et al, 2012).