エス卜ラムスチンとシクロフ才スフアミドの併用で長期効果が 得られている内分泌療法不応前立腺癌

摘要

66歳時T2aNlM0,グリソンスコア4+5の前立腺癌と診断し，内分泌療法後に根治的前 立腺摘除術を施行した。術後も内分泌療法を継続したが不応となり，70歳時，PSA17.38 ng/m/の時点でエス卜ラムスチン（EMP)とシクロフ才スフアミド（CPA)の併用を開始 した。14か月後にはPSAく0.01 ng/m/となり，24か月目に両剤を中止した。有害事象 は軽度の骨髄抑制のみであった。41か月後の現在も0.02 ng/m/で，画像的にも改善して いる。EMPとCPAの併用にて長期効果が得られていると考えた。