傍乳頭憩室，憩室内乳頭症例におけるERCP:憩室内乳頭症例におけるtwo-devices in one channel methodの有用性

摘要

Two-devices in one channel methodは1998年にFujitaらにより報告された挿管困難な傍乳頭憩室症例に対する画期的な挿管テクニックである。生検鉗子と造影カテーテルを同時に同一甜子口より使用し乳頭を正面に固定する方法で，カテーテル挿管の際に乳頭が憩室内に落ち込hでしまう場合や憩室内に入り込hだ乳頭を引っ張りだす場合にはきわめて有用である。本法を応用したERCP関連手技も行われはじめており，より安全で確実かつ高度な経乳頭的アプローチも可能になりつつある。