塩酸ラモセトロン（ナゼア~R注射液）の市販後における安全性と有効性 便用成績調査結果より;;The Safety and Efficacy of Ramosetron Hydrochloride (Nasea·Injection) in the Clinical Setting-Use-Results Surveillance

摘要

「抗悪性腫瘍剤（シスプラチン等）投与に伴う消化器症状（悪心，嘔吐）」を効果·効能とした塩酸ラモセトロン（ナゼ7~R注射液）の使用実態下における安全性および有効性に関する情報収集のため使用成績調査を実施した．232施設の医療機関から3,304例を収集し，安全性および有効性の検討を行った．安全性解析対象症例は3,212例で副作用発現率は6.69％（215例）であった．主な副作用は，ALT（GPT）上昇78件（2.43％），AST（GOT）上昇56件（1.74％），γ－GTP上昇39件（1.21％）等であった．有効性解析対象症例は3,211例で有効率は93.91％であった．