急性リンパ芽球性白血病/リンパ芽球性リンパ腫

摘要

急性リンパ芽球性白血病/リンパ芽球性リンパ腫acute lymphoblastic leukemia/lymphoblastic lymphoma, ALL/LBL)の診療ガイドライン（guide line, GL)の作 成作業は，2016年1月から開始された。まずは，2013 年版の内容を見直し，診療指針として残すべきclinical question (CQ)を選び，新たなェビデンスに基づき変 更すべきCQを加えることから始められた。委員の間の 議論の末に18項目のCQがリストアップされたが，ほ かの造血器腫瘍とのバランスを考慮し最終的に14項目 に絞られた。2013年版から加筆?訂正する項目と新た に記載する項目を委員5人で分担し，半年ほどかけて書 き上げ，ALL/LBしGLとして領域委員長（宮崎泰司先 生）に提出した。