当院における2008年から2018年までの 糖尿病患者プロフアイルぉよび 糖尿病性腎臓病の有病率の 経年変化に関する検討

摘要

背景：本研究では当院の日常診療下における糖尿病患者の10年以上の長期間でのデータをまとめ，糖尿病患者プロフアイルおよび糖尿病性腎臓病の有病率の経年変化を後方視的に検討した。方法：2008年1月?2018年12月までに当院を受診し，1型もしくは2型糖尿病と診断された 患者のHbAlc, Body mass index (BMI)を月次および年次毎にまとめ，季節変動および年次推 移を検討した。また，2008年，2012年，2017年の患者の推算糸球体濾過量(eGFR)および尿 アルブミン,尿クレアチニン比(UACR)を慢性腎臓病の重症度分類を基に層別して糖尿病性腎 臓病(DKD)の有病率を算出するとともに，経年変化を検討した。