眼科領域疾患に対する明眼一方の有用性

摘要

上記既往を有する男性。平成23年10月ごろより右目の飛蚊症を自覚。視野のW時の方向に小さな糸のようなものが浮いているように見えていた。様子を見るも改善なく、平成M年2月に眼科受診。精査行うも、眼底所見等に目立った異常は認めなかった。特に治療はなされず、経過観察と言われた。平成M年5月ごろから徐々に増悪し、最初は小さな糸のように見えていた物が3つほど増え、よりはつきりと異物として認識するようになった。他の視野にも小さな糸状のものや小さな点状の異物が出現するようになつてレた 。白い紙などを見るとそれらはよりはっきりした。同年5月末に再び眼科にて検査行うも、特に病的な所見は認められず、治療もなかつたため、同年6月1日より漢方治療開始となつた。