「巨星墜つ」大塚恭男先生を偲ぶ

摘要

三月八日,大塚恭男先生が逝去された。まことに痛恨の極みである。ここに深く哀悼の意を捧げる。私が先生に初めてお目にかかったのは,昭和収年頃であろうか。その後四十数年の永きにわたり御指導いただいた。先生の御厚情により,種々の会議の委員に推薦いただいた。ここに厚く御礼申し上げる。思い返せば,一緒にお仕事をさせていただいたのは,日本医師会医薬品カード委員会漢方薬委員会から古医書の会の二十数年間,「現代東洋医学」誌の編集会議の十数年間、さらに厚生省中薬審漢方生薬製剤調査会と1般用医薬品再評価調査会の十数年間、さらに,日本東洋医学会理事会から東亜医学協会理事会の十数年。