野村岳而先生を傯hで

摘要

久留米大学名誉教授，日本腎臓学会名誉会員，野村岳而先生は平成23年9月12日に御逝去なさいました。76歳のご生涯でした。野村先生は昭和10年3月11日，石川県七尾市に代々医師の家系の7代目としてお生まれになり，自然に医師になるべく金沢大学医学部に進まれ，昭和34年3月に卒業なさいました。高岡市民病院での一年間のィンターン後，金沢大学第一内科に入局なさり，武内重五郎教授(後に東京医科歯科大学教授）に師事され，腎臓病学·高血圧の勉強をなさいました。武内教授からは医師として大切なことは「誠実，親切，勉強」であることを教えられ，それを座右の銘にしておられました。昭和40年から3年間アメリカ合衆国ォハイォ州クックス心臓研究所に留学され，帰国後も金沢大学第一内科で病棟医長，医局長，助教授と活躍され，多くの業績を挙げられました。