ロシア向け輸出水産食品の取扱いについて

摘要

ロシアへ輸出される水産物については，ロシア連邦の動物衛生法令に基づき，連邦動植物衛生監督庁が衛生検査を実施している。 輸入が許可されるためには，輸出国の公的な許可を有し，その監督下にある企業が生産した食用水産物?加工品であることが証明されなければならない。 これまでも，わが国から水産食品を輸出する際には，動物?食品衛生証明書（以下，「証明書」という。）が求められていたが，平成19年以降は，ロシア政府から高度な偽造防止措置を含めた公的な証明書の発行体制を整備するよう要請がなされたことから，厚生労働省および農林水産省，水産庁は，「ロシア向け輸出水産食品の取扱いについて」（平成19年2月28日付け食安発第0228001号厚生労働省医薬食品局食品安全部長，18消安第13387号農林水産省消費安全局長，18水漁第2608号水産庁長官通知）によりロシア向け輸出水産食品の取扱要領を定め，証明書発行体制を整備したところである。