HACCPによる食品衛生管理の制度化の検討一食品衛生管理の国際標準化に関する検討会最終とりまとめ（概要）

摘要

HACCP (Hazard Analysis Critical Control Point)による食品衛生管理は，1993年(平成5年）にコーデックス委員会(国際連合食糧農業機関(FAO)および世界保健機関(WHO)により設置された国際的な政府間組織）が定めた国際標準である。政府では，1995年(平成7年）の食品衛生法改正で制定された総合衛生管理製造過程承認制度，1998年(平成10年）に施行されたHACCP支援法(食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法）などによりHACCPの普及を図ってきたが，大企業には普及したものの，中小企業における導入が伸び悩hでいる。