わが国における臓器提供推進への取り組み 日本臓器移植ネットワークの取り組み

摘要

2012年に日本臓器移植ネットワーク（JOTNW)東 日本支部に連絡された，236件のドナー情報におい て，意思を表示したカードなどを所持していたものは 126件（53.4%)で，そのうち臓器提供意思表示カード88件，保険証22件，眼球登録カード8件，運転免許証5件，遺書5件，登録カード1件，腎臓登録力—ド1件，メモ1件であった（図1)。今後は臓器提供意思表示カードだけではなく ，健康保険証や運転免許 証の意思表示欄の記載が多くなつてくると考えられる。またインターネットの登録によって得られる臓器 提供意思登録力一ドゃ若者の間でコミュニケーシヨンの手段として使われているFacebookによる意思表示 の共有も新たな試みとして行われている。