聖マリアンナ医科大学形成外科学教室

摘要

1971年，聖マリアンナ医科大学の前身で ある東洋医科大学が開設され，荻野洋一が耳鼻 科教授に赴任しました。荻野教授は耳鼻咽喉科 の診療班として形成外科に力を注ぎ,顔面外傷, 唇裂口蓋裂，小耳症などの手術を行い，1973 年4月から形成外科教授兼任となり，形成外 科学教室が発足しました。当教室は40年以上 という，曰本の形成外科の中でも比較的長い歴 史をちち，多くの優秀な形成外科医を輩出して 来ました。1979年には荻野教授が会長とな り，曰本形成外科学会総会?学術集会を開催し ました。その後も荻野教授は，特に小耳症手術 などを中心に多くの形成外科診療を行い，活躍 しました。