第35回住まいのリフォームコンクール表彰式 最優秀作品賞は京都府の「中京·風の舍」が受賞

摘要

公益財団法人住宅リフォーム·紛争処理支援センターは10月22日、同財団が主催する「第35回住まいのリフォームコンクール」の表彰式を開催。入賞者への表彰状の授与を執り行い、特別賞作品の作品発表会を開催した。今回は「住宅リフォーム部門」で452件、「コンバージョン部門」で22件の応募があり、最高位の国土交通大臣賞をはじめとする6作品と優秀賞22作品が選定された。審査委員長の真鍋恒弘氏(東京理科大学名誉教授)の講評にょると、応募作品は戸建住宅が減ってマンションリフォームが増加傾向にある。戸建住宅の比率は、前回の66%から今回は62%と減少傾向、共同建て(マンション)は前回 の32.6%から今回は36.9%と増加傾向にある。また、今回は「コンバージョン部門」という新しい部門を設けた。これは住宅から非住宅へ、非住宅から住宅への両方を含む用途変更リフォームを対象とした部門。これまで非住宅への変更は、コンクールの趣旨に合わないのではないかとする意見もあつて見送られてきたが、新設住宅着工戸数の減少傾向を踏まえて、今回新たに設けたところ、良質な作品が出てきた。新部門は、数年経つとマンネリ化して廃止する傾向があるが、非住宅への転用は、今後のニーズを踏まえて幅広い作品が出てくるのではないかと期待しているという。