建築基準法の一部が改正 - 大規模火災対策、空き家活用を推進木造建築物は耐火構造で4階建ても可能

摘要

政府は今年3月6日、建築基準法の一部を改正する法律案を閣議決定。今後において施工例の改正など具体的な法律作成を進めていく。この閣議決定を受け、国土交通省は7月3日に改正内容を発表した。建築基準法が改正された背景には老朽化建築物への対策や木材活用の向上などの理由がある。近年は築年数が経過した建築物の大規模火災が発生するなど、老朽化した建築物の建て替えによる市街地の安全性の向上や、建築物の適切な維持管理による安全性の確保を円滑に進めることなどが課題となっている。