日本における居住地推定に利用するためのフォロー関係の調査

摘要

ソーシャルメディアのデータは,一般的に,投稿と投稿したユーザとが関連付けられており,このデ一夕を利用した分折および研究開発には,居住地などのユーザの属性が利用される.しかし,自身のプロフィールに居住地を入力しているユーザは少なく,ユーザの居住地を推定する必要がある. Twitterなどのソーシャルメデイアには,フォロ一している,またはフォローされているなどのユーザ間の関係があり,これらのユーザ間の関係をもとに作成したソーシャルネットワーク(友人関係グラフ)を用いて,ユーザの居住地を推定することができる.ソーシャルネットワークを作成する際に利用するユーザ間の関係を変えると,異なる形のソーシャルネットワークができる.しかし,ソーシャルネットワーク作成に利用するユーザ間の関係によって,居住地推定の性能がどのように変化するのかは明らかになっていない.