「学び方の学び」を支援するAI的アプローチ

摘要

現代社会とは，生活のあらゆる場面にテクノロジーが介在する社会である.これはもちろh，著者の研究領域である教育·学習工学の領域においても例外ではない.著者も構成員として関わった総務省のフューチャースクール推進研究会では，“協働学習”の実現を目的として，ワィャレスネットワークで接続された夕ブレットPCを児童生徒が一人一台利用するといった，ICTを小中学校に導入するための実践的プロジェクトが実施された[総務省14].また，近年ではOCW (Open Course Ware)や MOOC (Massive Open OnLINE Course)などのょうに，世界中の学習者が良質な学習資源に自由にアクセスできる環境が整いつつある.これらの新たな学習環境は，従来の教育?学習環境における時間的?空間的な制約を軽減し，学びたい人が学びたいことをいつでもどこからでも学ぶことができる，「開かれた学び」を実現するための重要な基盤となりつつある.