「もhじゅ」の回想と思い

摘要

それは年の瀬も迫った一九九五年一二月八日のことでした。敦賀市長になって約八か月、その日は、たまたま後援会事務所で新年会に向けての打ち合わせ会議をしていたところ、午後八時過ぎだったと思いますが、携帯に市役所の原子力安全対策課から電話が入り、「もhじゅ」で事故があり、ナトリウムが漏れているようだと報告がありました。直ちに放射性物質が外部に放出されるような状況にはならないとのことなので、明日の朝一番で現場に行くこととしました。