「敦賀2号機D-1破砕帯は活断層ではない」と判断

摘要

日本原子力発電·敦賀発電所2号機直下のD-1破砕帯調査をめぐる経緯の事実関係について原電に寄稿いただいた.日本原子力発電（以下、原電）敦賀発電所は福井県敦賀半島の端部に位置し、1号機（BWR三五·七万キロワット）、2号機（PWR一一六万キロワット）が設置されている。この発電所の敷地は、約六五〇〇万年前に形成された黒雲母花崗岩、花崗斑岩、アブライトからなる江若花崗岩と、約二一〇〇万年前に地下深部から貫入したドレライトおよびそれらを覆って分布している第四系と呼ばれる堆積層から構成される。