日本のエネルギー次の一手45これからの時代を創る

摘要

明治から一五〇年経った。江戸時代は約三〇〇年、戦争のない時代が長く続いた。日本は、世界には類を見ない平和な国である。そして明治、世界の荒波の中で、戦争が続く七五年を経て、一九四五年太平洋戦争の終了から再び七五年、平和な時代を送ってきた。「和を以って貴しと為す」である。「賛同」という言葉がよく聞かれる。同じ意見に来るということである。人はそれぞれ異なる考えを持つのが普通である。聖徳太子の十七条の憲法の第一条に、「和を以って貴しと為し、件ふ（さからう）こと無きを宗と為す」と言っている。すなわち、「和を大切にし、人といさかいをせぬようにせよ」ということである。続いて、以下のように優しく具体例を示している。