競合計数器型フレーム同期法を用いる光無線MPPM-CNKにおけるシンボル誤り率特性

摘要

本稿では、光階層化変調方式の1つとして、一般化拡張プライム符号（GMPSC）を用いるマルチパルス·パルス位置変調（MPPM）とコード数キーイング（CNK）を融合したMPPM-CNK方式に着目し、フレーム同期性能を考慮したシンボル誤り率の理論解析を行っている。特に、フレーム同期性能として競合計数器方式を利用し、同期性能および同期性能を考慮したMPPMシ，ンボル誤り率とCNKシンボル誤り率を導出している。その結果、シンボル誤り率が10~(-6)の点において、MPPMは完全同期状態のMPPMシンボル誤り率特性から約1.9［dBm］の劣化に抑えることができ、CNKは完全同期状態下のCNKシンボル誤り率と同一特性を達成できることが分かった。