米国建築業界ビジネス·ルールのICC（International Code Council）による'eエコノミー'化：

摘要

1995年,世界規模の貿易障害撤廃協定（WTO/TBT協定）の実施以来7年，日本の建築業界は米国中心の米大陸/太平洋·中国ブロック，英国中心の欧州·アジア／アフリカ·ブロックからも孤立して，世界の主流から落伍した道を歩まざるを得ない立場に自らを追込hでしまっている。 このような日本建築業界の世界市場での孤立を招いたのは，1995年WTO/TBT協定実施時に世界産業界に求められた二つの条件一国際的標準化と製品認証システム一に，日本建築業界は十分に対応できなかった点にある。国際貿易の基本となる商品，技術の自由な流通を図るため，米国，欧州とも各国ごとの閉鎖的建築規制を廃し，Code，規格（Standards）に基づく地観経済ブロック毎の規制を図る方向にある。しかし，日本の建築業界は，国際的な標準化になじめず，建築基準法中心の監理方式を固執しているところに，問題の原点がある。