愛媛県立中央病院の電気設備

摘要

オーバーハングされた特徴的な外観デザインは，既存運用を継続した現地建替えを可能にする既存建物上空容積を有効に使った工夫の一つである。敷地制約のある中，最新の高度医療提供に必要な．容積と平面の確保，上階のセットバックによる周辺環境への配慮，大規模施設でありながらホスピタリティの高いユニバーサルで分かりやすい建築のしかけと明快な部門構成を実現した。併せて災害基幹拠点病院にふさわしい免震構造·ヘリポート·各種機能維持設備を装備し，災害時の施設強化も図っている（写真-1）。