負荷変動方式による新型単独運転検出装置(QA602)の概要－最新の単独運転検出装置とその適用

摘要

地球環境の維持·改善への期待として、自然エネルギーを利用した風力発電、バイオマス発電、小水力発電及び、1次エネルギーの有効利用やピーク電力カットの面からコージェネレーション等の分散型電源設備が増えている。 これらの発電システムの高稼働運用と電力の安定供給をする為に電力会社の配電線に系統連系して運用することが有効である。当社が開発した負荷変動方式による単独運転検出装置(QA600)はこれらの系統連系システムへの適用において多くの実績と好評価を得てきた。しかし、単独運転検出装置が一般的になってきたことにより、「単独運転検出装置に合わせたシステム」から「システムに合わせた単独運転検出装置」が要求され始めた。そこでそれらの要求事項を元に開発した新型単独運転検出装置(QA602)（写真1）の概要を紹介する。