減圧下でも測定可能な水素センサ「NOTORP」

摘要

クリーンエネルギーとして期待される水素の 濃度を測定するセンサは、様々な原理のものが 用いられている。その中で当社の水索センサ 「NOTORP」は、固体電解質による起電力方式で動作する。固体電解質とは、固体でありなが ら電解質水溶液のように特定の物質をィオン化 して輸送することができる物質である。特に水素イオン、すなわち「プロトン」を伝導するこ とができる固体電解質を耐熱性に優れるセラミ ックスで作製することにより、他の方式の水素 センサでは直接測ることのできないような高温環境においてもダイレクトにセンサを挿入し、素早い応答性と優れた安定性で連続的に水素濃 度を測定することが可能なのが、TYK水素センサ「NOTORP」である。