幕張地冷に日本初導入されたWartsila社新型ガスエンジン20V34SGと16V34SG

摘要

20V34SGと16V34SGはバルチラ社の最新シリーズのガスエンジンであり、気筒数がそれぞれV型20気筒、V型16気筒となっている。出力は、20Vが出力8,730kW、16Vが6,970kWと、着火用の別燃料を必要とせず、点火プラグのスパークで着火するタイプのガスエンジンとしては、どちらも世界最大クラスであり、発電効率も世界最高レベルとなっている。このエンジンの導入による地域冷暖房センターのパフォーマンスの向上等については簡単な説明にとどめ、本稿では紙面の多くを、この最新型ガスエンジンがどのようにして世界最高レベルの発電効率を達成しているのかと言う、技術的な面の紹介に当てる事とする。 さらに、幕張地冷における試運転および運用開始初期の情報についても簡単に報告する。