9%Ni鋼製LNGタンク溶接部の超音波探傷技術の開発

摘要

供用中のLNGタンクでは、繰り返し応力が加わる側板×アニュラ板T継手などに対して、タンク開放時の検査手法の確立が求められている。一般に、溶接部内部の検査には超音波探傷試験を用いるが、対象とする9%Ni鋼製LNGタンクの溶接部には、Ni基材料が溶接材料として使用されるため、超音波の減衰·散乱が大きく、適用が困難である。そこで、本稿では超音波フェーズドアレイ法の検討結果について報告する。