北海道大学水産学部練習船“うしお丸”延長改造の概要

摘要

北海道大学水産学部では「おしょろ丸」「北星丸」「うしお丸」の3隻体制で長年、漁業調査·実習を行ってきた。 本船「うしお丸」は平成4年9月に本学小型調査船として三井造船株式会社·讃岐造船株式会社で建造され、約9年間にわたって函館近海の内浦湾、津軽海峡、陸奥湾を中心に漁業調査·実習を行ってきた。 しかし、老朽化した「北星丸」が廃船となるに伴い、本船を拡張して従来より広域で規模の大きい漁業·海洋調査と教育·実習が可能なように、船内諸設備の拡充と調査観測機能の向上を図ることとなり、本工事を受注した函東工業株式会社にて下記の工程で船体延長工事を行った。 着工：2001年9月13日進水：2002年2月14日竣工：2002年3月5日本報にはこの延長改造の概要を紹介する。