異常音検出手法における音響心理効果の適用に関する研究

摘要

近年増えている独居老人における早期の異常察知手法などにおいて，音による異常検出が有効な手段である．この異常音検出の一手法として，小池らにより、音を数種類の指標で表現し異常音か否かの識別境界を作成する方法が提案されている．本研究では，この手法では識別することが困難であった雷鳴の音などの音量が急激に変化する異常音を識別可能とするための新しい指標および音響心理効果の適用について検討を行った．