JIS A 1150コンクリートのスランプフロー試験方法

摘要

今回のJIS制定による一番のメリットは現場におけるコンクリートの品質管理に用いられることであろう。 　 今まではスランプ試験のみで管理されていたコンクリートのコンシステンシーがスランプフローでも管理することにより，コンクリートのレオロジー特性に一歩踏み込hだデータの蓄積につながる事となる。 さらに土木と建築では異なる規格で管理されていたスランプフローが続1一の規格で試験がなされることで同一の比較検討が可能となった。 　 これを期に，コンクリート打設時にポンプ圧送や締め固めに密接な関係を有するコンシステンシーが，スランプ試験やスランプフロー試験により定量的に把握され，良質なコンクリートの供給，適切なコンクリート打設そして確実なコンクリートの品質管理に反映されることが強く望まれる。