電子機器の設置環境の腐食性を評価する方法は？

摘要

産業用情報処理·制御機器を製造現場に設置するにあたり，機器の正常な稼動と維持の判断基準の一つとして，設置環境の腐食性を評価したいと思います．規格基準に基づく設置環境の腐食性評価について教えで下さい。電子機器に搭載されている電子部品の腐食は，高い相対湿度と汚染ガスや塵埃/塩類の共存下で発生しやすく，このとき空気中の水分が材料表面に吸着して薄い水膜を形成し，空気中の酸素や微量な汚染ガス成分，さらに材料表面に付着している塵埃や塩類がこの水膜に溶け込み腐食環境を構成します。 電子機器の設置環境の腐食性を評価する方法として，腐食要因である温湿度，汚染ガス濃度，塵埃/塩粒子付着量をすべて定量化して総合的に判断する方法と，道に環境要因の複合化された結果として表される金属試料の腐食量から判断する方法が挙げられます。産業用情報処理·制御機器の設置環境に関する規格としては，JEIDA（日本電子工業振興協会，現在はJETA），ISA（米国機器協会）の規格があります．