銅管に発生させた蟻の巣状腐食のCTスキャナによる観察

摘要

冷凍空調機器の熱交換器用伝熟管，コンプレッサ周辺の機内配管や冷媒配管などに広く使われるりh脱酸銅管（JISH3300C1220T）の課題として，極稀に，環境中の低級カルポン酸に起因して発生する蟻の巣状腐食が知られる?本研究では，材料開発の観点から，蟻の巣状腐食の観察?評価における課題を整理し，これらを解決する観察方法として，従来の断面観察との比較から，CTスキャナによる3次元画像を用いた観察を提案する．これにより材料間の有意差を評価できる可能性を示す．