摺漆の美…「やさしい漆工」質疑に応えて通信指導の方々の制作…（7）

摘要

新竹市立文化中心'98中日漆藝交流展で奥様と参加された東江さhと閑談ともいえる何気ない会話を重ねたことが想い出されます。 当時の台湾展（'98）に出品（表紙左下段）された屈輪文盆、直線と曲線による幾何学的構成の文様の作品、展示の折に手にし、寸分の遠いもなく進められた刀の運びを掌の上にして確りと再見させていただいたものでありました。 内に鎮めた気魄がその線描の流れに写されていて、浮き上がって流れるような木彫の力、彫りと線描が一体となって奏でる律に圧せられていたものであります。