トルクメニスタン天然ガス輸出の可能性　--アフガニスタン情勢の変化に寄せて--

摘要

2001年9月11日の米国同時多発テロ事件とこれに起因するアフガニスタン攻撃開始以来、所謂"アフガニスタン·ルート·パイプライン"に関するお問い合わせを受けることがやたらと多くなった。 アフガニスタン·ルートとは、旧ソ連中央アジアのトルクメニスタンの天然ガスをアフガニスタン·パキスタン経由でインド洋へ輸送するパイプライン構想である。 1997年に建設コンソーシアムが組織され、日本企業も参加していたことから当時ほ国内でも注目度が高かった。 しかしその私アフガニスタンを実効支配するタリバン政権が国際テロリスト·オサマ·ビンラデイン氏とその指導集団を庇護下においたことからプロジェクトはとh挫、長らく"忘れられた存在"とをっていた。