大規模交差点の立体交差化施工方法（ダウニングブリッジ工法）の開発

摘要

ダウニングブリッジ工法は，都市部の交通渋滞解消を目的とした立体交差化を斜張橋形式にて短期に行うものである。しかも橋梁支間を100～200mと大きく取ることができ，大規模交差点での工事を可能としている。 現場施工期間については，従来2～3年程度を要したものが橋長500mの大規模橋梁を6ヵ月で車線を切替え，解放できる。 又，車線規制を行う箇所を交差点から大きく離れた場所に設定することで，工事中の渋滞発生を最小限に収めることができる，等の特徴を有する。本工法には，交通解放後に斜張橋をそのまま残すタイプと桁橋形式に変更できるタイプがあり，本報文では，これらの開発概要について報告する。