NEDOにおける太陽光発電技術開発の現状と今後の方向

摘要

1952年に米国Pearsonによって太陽電池が発明されてから50年になる．太陽電池は無公害かつ無尽蔵の1次エネルギー供給技術であり，本格的な技術開発が1970年代初頭に世界各国で始まり，我国でも1974年のサンシャイン計画発足と同時に太陽光発電実用化に向けた技術開発がスタートし，現在に至っている．ここでの主な課題は太陽電池製造コストの低減と性能向上及び量産のためのプロセス技術の開発である．一方，太陽光発電に普及についても1990年頃より政府の本格的支援が始まり，現在は2010年の政府の導入目標：累積482万kW，の達成に向けて各種の導入促進施策が実施されている．